ここ数年、中小企業は採用が難しい時代と言われ続けて来ました。
そもそも、どうして採用が難しいのかというと、人口減少と好景気による影響で、人手が足りない上に忙しい。という会社が多いことから、求職中の人より人手を必要としている会社の方が多いからなのです。
「採用が難しい時代」というのは、恋愛で考えてみると「結婚が難しい」と言っているわうなもので、結婚するにはその前の段階の「お付き合い」や、その前の「出会い」というものがクリアできていて、結婚に至らなくて「結婚が難しい」という言葉が成立する訳です。
採用においても同様で、採用に至る前段階で選考期間(お付き合い期間)や会社説明会(出会いの場)がクリア出来て初めて「採用が難しい」という言葉が誕生するわけです。
近年の中小企業の状況を鑑みると「採用出来ない時代」ではなくて、「求職者(時に学生)に会えない時代」の様な気がします。
中小企業はまず「どうすれば学生に会えるか」「学生に会うための新しい手段はないか」という様に段階ごとに切り分けて考えてみるのがポイントです。
ただ、ナビに求人を掲載する。合同企業説明会に出展する。学校のキャリアセンターに行く。(中途ではハローワーク)などと言う90%の企業が行っている方法を実施してても成果は出ないでしょう。
中小企業の求人倍率は9.91倍です。10社に1社しか採用が成功しない時代ですから、学生との出会い方を見直して採用活動を変えなければ成功に至るのは難しいと感じます。